『そばかす』を見た。
2023年2月14日 『そばかす』を見た。
昨年12月公開の映画、『そばかす』を見た。
この映画の主人公は、恋愛したいという気持ちが湧かない蘇畑佳純(そばた かすみ)。
30歳。
ひとりでも十分な主人公とは裏腹に、世間はそれをよしとしない。
そんな主人公が無理矢理参加させられたお見合いから始まる映画である。
この映画を見て、僕が出した答えは「僕にはまだ早かったなぁ。」である。
これがわかっただけでも収穫であったと思う。
とにかく僕には経験が足りない。これは恋愛に限った話ではなく友達しかり、社会経験しかり。
この映画で、人生において考えるべき「問い」を一気に沢山わたされた僕は、完全にキャパオーバーである。
感動のストーリーという感じではなかったので、泣くようなところはなかったが、正直見ながら自分のことを考えていて、そっちの方で涙が出そうだった。ていうかちょっと出た。
僕は現在大学一年生で、周りの子と恋愛とか、結婚、そういう類の話になることがある。
「好きなタイプ」とか、「今までの恋愛」?とか。
この映画でも何度か主人公がこの質問をされる。
でも主人公はイマイチ正解が見つからない。だって恋愛感情を抱かないんだもん。
僕もその状況に何度か遭遇したことがある。
タイプとか言われても知らないし、今までを振り返ってみると友達がよく言う、「優しい人」、「面白い人」で乗り切ってきたかもしれない。
小学校の時からそういえばそうだった。
中一の時に初めて、付き合うということを経験したけど、正直恥ずかしいって気持ちが最上級であんまり覚えてない。ほとんど何も起こらず二週間くらいで友達づてに、別れたいって言っておいてって。それだけ。最低すぎる。
僕は告白を受けた側で、いわゆる「流された」ってやつなのかな。その子のことを好きだったのかって聞かれたら、好きじゃなかったかも。確かに。付き合うって決まった時、嬉しくなかったかも。
普通は、好きな子と付き合えたら嬉しいんだろうか。
僕は僕についてまだわからないことが多すぎる。
恋愛対象だって、質問されても、「これだ」って答えられる状況にまだない。
男が好きか、女が好きか、それとも両方か?
そうやって悩んでたけどそもそもこの悩みが違うのかも。
好きにならない。そんな結論もある。
まだ結論は出せそうにないけど、こうやって時々考えたことをここに書いて一個ずつ溜めていって、いつか、自分はこうだって、大声で言えるようになりたい。