たろうの旅。

自分を探す思考の旅日記。

僕は僕。

2023年2月20日 僕の一人称について考えた。

 

僕は、物心ついた頃から自分のことを「僕」と呼んでいる。

小4の頃何かを拗らせて一瞬「俺」だった時もあったがこれは黒歴史だ。

その後はまた「僕」に戻り、クソガキに囲まれた小6頃から中学にかけてでは、「ウチ」やら「自分」を一人称として使い始めた。

そして、高校に入ってまた僕は「僕」に戻った。

この間、家では常に「僕」である。

 

お気づきの通り僕は、「女」としてこの世に生を受けた。

つまり世間で言う「僕っ子」というやつだ。

一人称が今のようになったのは、なんの影響なのか正直わからない。

僕は、第一子なので、兄が使っていた、とかは無いし、お父さんも自分のことを僕とは呼ばない。

僕っ子というともしかしたら、アニメオタクを想像するかもしれないが、アニメは全然みないし、僕っ子のキャラに出会った記憶はない。

しかし、僕は気づいた時にはもう「僕」だったのだ。

 

一人称が「僕」だと、初めて会話をして、僕が「僕」と言った時、だいたい突っ込まれる。

「僕っていうんだね」みたいな反応は、なんとも思わないが、「僕っ子なんだね」は、なんか気に食わない。

そう言われるのが気に食わないのは、これをキャラでやっている訳じゃないからだと思う。

学校だけでなく、家でも、独り言でも一人称は「僕」なので、それをキャラみたいに言われるとなんか痛々しく思われているようで、少しだけズキっとくるのである。

 

うちの妹は、今まで、家では自分のことをあだ名で、学校ではウチと呼んでいたが、高校に入って「私」に矯正していた。

確かに高校に入ったら「ウチ」を使っている子はほとんどいない。てか、いた記憶ないな。

 

そうやって、一人称は変化していく訳だが、僕はこの「私」をなるべく使用したくない!

 

「悩むってなんだ。」の記事でも述べたような気がするが、僕は自分の性別について悩む時が結構ある。

男ではないとわかっているし、男に今、なりたいわけではないのだが、女扱いされると心がもやっとするし、やめてほしいと思う。

じゃあ中性やクエスチョニングだといわれると、でも、(ちょっと嫌だけど)女だよなぁ...と思うのである。

つまり、男ではないけど、女だと決められるのは嫌だ。が今の所の結論だ。

ちょっと話が脱線したけど、これからどんどん大人街道を歩んで行って、一人称を「私」にしなきゃ行けない日が来るんだと思うと、嫌だなぁって思うんだ。

僕は一人称を誤魔化したい時「自分」ってやつを使うんだけど、これ、社会に出てからも使えるかなぁ。

 

いずれにせよ、そう遠くない未来に、「僕」を卒業しなければいけない日が来るんだろうが、言葉に左右されず、僕は僕であると思って、自分らしく生きていきたいと思ったのだ。